2013年2月14日木曜日

スポーツによる膝の痛み

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スポーツで膝を痛める原因は大きく二つあります。

○ ジャンプの着地やストップ、方向転換などの急な動作が原因となり、靭帯、半月板、間接軟骨などを傷めるもの。(前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷、側副靭帯損傷、半月板損傷)

○ ランニングやジャンプの繰り返しなど、やりすぎが原因となるもの。膝への負担が積み重なり、膝関節が障害を受ける。(ランナー膝、ジャンパー膝)


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主なスポーツ障害については以下のとおりです。


前十字靭帯損傷
・ バスケット、バレーボール、サッカーなどで、ジャンプの着地や急なストップをした際、その衝撃で靭帯が損傷を受ける。
・ 「ぶちっ」と靭帯が切れる音がすることもある。切れた場合、間接内に血液がたまり、激痛が走る。
・ 断裂した靭帯が自然に元に戻ることはほとんどないため、靭帯再建手術を行うことになる。
・ 放置したままだと、不安定な膝で活発な運動をするにつれ、半月板や関節軟骨が徐々に傷つき、変形性膝関節症に至る。こうなると、靭帯の再建と関節近くの骨を切る骨切り術を同時に行うことがある。


半月板損傷
・ 半月板は軟骨彼できており、膝関節内で軟骨と軟骨の間にあり、クッションの役割をしている。特に膝をにじったり、強い力が加わった時に、割れたり切れたりする。
・ 中高年では、年を取るにつれて半月板の共同が低下するため、切れやすくなる。
・ 放置したまま膝を酷使すると、徐々に関節軟骨に傷がつき変形性関節症に発展する。
・ 治療は、間接鏡を使って半月板を縫合するが、縫合できないほど粉々に損傷している場合は、部分切除する場合もある。


ランナー膝
・ 走りすぎが原因で起こる膝の痛む疾患の総称。
・ 骨盤と脛骨を結ぶ腸脛靭帯に炎症がおきて生じる、腸脛靭帯炎や、膝の皿付近に痛みが走る膝蓋大腿関節障害などがある。


ジャンパー膝
・ 膝の前面にある膝蓋腱に炎症が起きて痛みが生じる。
・ 負担のかかるランニングフォームや、コンディショニング不足も原因になる。
・ 治療は、ランニングの休止とストレッチ、アイシングなどで、症状が強いと消炎鎮痛薬を服用する場合もある。理学療法士の指導のもと、全身の関節や筋肉の硬さを調整してもらうことも有効。

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